2018年よりお客様のサードプレイス作りをするにあたって生まれたコンテスト「VAN-VEAL LETTER（旧 感動レポート）」。会社が接客や技術に力を入れる（レベルUP）という動きにあたり、LETTERがその指標の一つになる。感動は日々生まれるものではなく、日頃の接客や技術の積み重ねで生まれるもの。 2022年スタッフ部門最優秀賞を受賞した、いわき店 遠藤花奈子さんのLETTERをご紹介します。
日々成長させてくれる場所
――２０２１年４月、通学から通勤に変わった新たな春。いつも何気なく通っている道さえも、初めて通るかのような道に感じて、不安な初日を迎えていました。出勤時間よりも30分も前に早く着いて、少し肌寒い風がより緊張させる待ち時間。その時に出勤された先輩が優しく出迎えてくれたこと、今でも鮮明に覚えています。
――あの日から約１年半が経ちました。振り返ると長いようで短く、濃い日々を過ごしていたと感じます。慣れない環境と不安で、泣いていた時期もありました。
――初めて学んだハンド技術「アーユルヴェーダ」では、人の手から感じる温もりと圧にこんな凄いものがあるんだと、ただのハンドマッサージではない特別な何かを感じました。圧のかけ方に苦労しながら、何度も何度も練習させていただき教えて下さった先輩方。初めてお客様に入らせていただいた時のことを覚えていないくらい必死だった私。そんな日々を、当時はただがむしゃらに過ごしていました。それから半年、１年と、いつの間にか年も跨ぎ、毎日が過ぎていったある時。「マッサージ力強くなりましたね」初めはとても緊張して入っていたダイヤ様方からこんなお言葉をいただくようになりました。お手入れ中涙が出そうになるくらい、私にとってこの一言がとても大きく成長への一歩を教えてくれた、とても有難く嬉しいお言葉でした。
――「慣れない環境」から「日々成長させてくれる場所」へと変えてくれた人たち。そして、初心を思い出させてくれる。そんな場所にいられること、先輩方やお客様と何かしらで笑って過ごす日々を当たり前だと思わず、今を大切にしていきたいです。私の手が、誰かの役に立ち、誰かを幸せにする、そんな自分を誇りに思いながら、これからもエステティシャンとして日々成長していきます。
