株式会社ビ・メークが展開するエステティックサロン「ヴァン・ベール」は、現在全国に34店舗を展開しています。1983年の創業以来、オールハンド中心の施術にこだわり、ここで働くスタッフたちは培った経験を活かし、活躍の場を広げています。そこで今回は、現在、銀座店など5店舗の統括管理を担当する山口沙耶香さんに、ヴァン・ベールでのキャリアアップやスタッフたちの活躍について語ってもらいました。
言いたいことをきちんと言える、そんな職場だから成長できる
――山口さんは2009年に中途入社されたそうですが、きっかけを教えてください。
美容専門学校を卒業後、他社のエステティックサロンで2年半ほど働いた後、当社に入社しました。専門学校時代の友人が先に「ヴァン・ベール」で働いていて、オールハンドを中心とした施術がすごくいいと聞いていたんですよ。そこで試しにアーユルヴェーダの施術を受けにいったら、施術のよさはさることながら、とにかく接客の感じがすごくよくて！それをきっかけに、ぜひここで働きたいと思い、入社を決めたんです。
――山口さんも「ヴァン・ベール」の施術や店舗の雰囲気のよさを魅力に感じたことでスタッフへとなられたんですね！今は、都内を中心に複数店舗の統括管理を担当されているそうですね。
今は銀座店、池袋店、宇都宮店、静岡店、大垣店の統括管理を担当し、普段は都内の店舗に常駐しながら、1ヶ月に1度ぐらいの頻度で各店に行っています。結構店舗間が離れているイメージがあると思うんですが、毎日各店のスタッフたちと電話やメールなどで情報共有しているので、意外に心の距離は近いんですよ（笑）。
――統括管理という立場で見たとき、どういうタイプの人がエステティシャンとして成長されると思われますか？
私が思うに、どんな人でも伸びしろがあると思っています。私が担当する店舗のスタッフはみんなタイプがバラバラなんですよ（笑）。でも、共通して言えるのは、自分が思ったことをちゃんと言える・伝えられる人は成長が早いように感じますね。良いことも悪いことも、今困っていることや会社に改善してもらいたいことも、きちんと話せる人が伸びていく印象です。「こんなことを考えていたんだ！」と、各店にいく度にスタッフの成長を実感させられます。あまりストレスを溜め込まずに言いたいことを伝え合うことを私としても推奨していますし、それによって一人ひとりが自然と仕事に集中できる環境なんだと思います。
――性格やキャラだけでなく年齢層も幅広い方がいるなかで、どのように取りまとめているのでしょうか？
取りまとめて先導するようなことは、あえてしないようにしています。
もちろん、みんなそれぞれ考え方が違うので、何か新しいことをしようと思ったときなどに、意見がぶつかる場面はしょっちゅうあるんです（笑）。ただ、たくさんぶつかり合っているお店の方がより早く、大きく成長できると感じています。
さらに、各自に明確な役割を与えていることも成長につながっていると思います。仕事をさせられているのでなく、責任を持って自ら動くことで、自然と意欲的に仕事に取り組めますから。そんな環境が根付いていることも「ヴァン・ベール」の魅力の一つだと思います。
研修制度もしっかり。向上心があれば誰もが高みを目指せる環境
――現在、統括されている店舗スタッフの年齢層や経験者・未経験者の割合はどのくらいでしょうか？
年齢層は幅広いですね。20代がメインながら、30代〜50代のキャリアを重ねた人たちも多く活躍しています。そして、未経験から入社する人も結構多くて、新卒から入社して以降、ずっと続けて働かれている人が多いのも弊社ならではの特長ですね。「新卒から入って9年目です」「新卒入社で途中産休を経て復帰しました」という人も多いんですよ。
――スタッフの方がずっと「ヴァン・ベール」で働きたいと思う理由はどこにあると思われますか？
「ヴァン・ベール」はオールハンドを強みにしていることもあり、「手技を磨きたい」「お客様をオールハンドで癒したい」という思いで入社するスタッフが本当に多いんです。そして、弊社は教育制度もしっかり整っていて、新入社員であれば2ヶ月間かけてびっちりと研修を受けていただけるんです。もちろん、その後もセカンド研修・サード研修が随時開催されるなど、研修に力を入れている環境があることで、スタッフも安心して自分の仕事に邁進できるのだと思います。
それに加えて、お店で何かあったときや困ったことなどがあれば、すぐに人事課に相談できる「ほっとライン」があり、きちんとスタッフの声を受け止め、改善できるところは改善するといった働きやすい環境づくりにも力を入れています。そういったサポート体制が整っていることもあって、長く働いてもらえているんじゃないかと思います。
――スタッフを大事にされている会社なんですね。
スタッフの声はとても大事にしていますね。実際にあったこととしては、接客に苦手意識をもっているエステティシャンがいました。エステティシャンは施術するだけでなく、お客様とお話しするのも大切な仕事です。彼女もいつかは克服できるんじゃないかと頑張ってくれていて、同じ店舗のスタッフも徹底したサポートをしたんです。
とにかく彼女の不安な部分や、その日担当したお客様との様子などを徹底して聞くことで、取っ掛かりを払拭でき、今では驚くほどのスピードで成長しています。そのスタッフが「以前の職場で、こんなに人に親身になってくれるところはなかった」と言ってくれたのは、すごく嬉しかったですね。
――きちんと不安を受け止めて話を聞いてもらえることで、「ヴァン・ベール」の働きやすさを感じられたんですね。
社長が常々「『ヴァン・ベール』の強みはオールハンド施術ではあるけれど、本当の強みは人だから」と、言っています。長年働いていますが、本当にスタッフを大事にしてくれる会社なんです。そのうえで、さまざまなサポート体制や人材教育、本当の意味での働きやすい職場環境があることで、プロのエステティシャンとして、そして人としても成長できるのだと思います。
スタッフの成長を見ることが今は一番のやりがいに
――2024年7月に開催された、優良店と優秀な社員を表彰する「VAN-VEAL AWARD」で、山口さんが社長賞を受賞されました！何が評価につながったと思われますか？
私自身の目標達成だけでなく、何よりもスタッフみんなの成長による表彰だと思っています。成長をより実感できる機会となり、本当にうれしいです。お客様に通っていただいている以上、お客様の目標を叶えることが絶対だと思っているので、それに対してお客様と一緒になってスタッフが努力した結果を評価していただけたんだと思います。
――山口さんにとって、今の仕事のやりがいは何ですか？
仕事をする楽しさはたくさんあるんですが、今はスタッフの成長を見ることが一番のやりがいです。以前よりも前向きな発言や行動ができたり、できることが増えたりと、どんどん変わっていく姿を見ると、まるで子どもの成長を見ているかのようです（笑）。いちエステティシャンとして働いていたときは、お客様に喜んでいただくのが一番のやりがいでしたが、今はそれに加えてスタッフたちが新しい目標や夢、なりたい自分を目指して前向きに頑張ってくれることが本当に嬉しいです。
