2023年7月に開催された全国から優秀なサロン・スタッフの表彰を行う「VAN-VEAL AWARD」で、サロン売り上げ1位に輝いたヴァン・ベール下関店。「1位になれたのは、スタッフみんなで気持ちをひとつにできたから」という店舗責任者の新宮めぐみさんに、VAN-VEALで働く魅力や仲間がいる楽しみについて語ってもらいました。
店舗売り上げ1位になれたのは、心強い仲間たちがいたから。
――2023年に開催された「VAN-BEAL AWARD」で、店舗売り上げ1位おめでとうございます!率直なお気持ちを教えてください。
昨年の「VAN-BEAL AWARD」で「来年こそは絶対1位になる!」とスタッフみんなで奮起して臨んだので本当に嬉しかったです。昨年は、スタッフの産休や店舗異動などが重なり、売り上げがかなり落ち込んだんです。私の力不足もあるんですが本当に悔しくて…。下関店は全国のサロンの中でも小規模なので、多くのお客様にお越しいただくというよりも、ひとりのお客様と長いお付き合いができるサロンであることを大切にしてきました。そこであらためて、“お客様にとって心と体を癒せるお気に入りの場所になること”を目標に、スタッフみんなで気持ちをひとつにしました。
――具体的にどういったことをされたのですか?
お客様に喜んで通っていただくには、スタッフ全員を好きになってもらおう!と、それを一番大切にしました。たとえば、お客様にとって合わないスタッフがひとりでもいると、どうしてもサロンからお客様の足が遠のいてしまいます。そこで、お客様からあるスタッフに対してご意見があれば、それをすぐに伝えて改善してもらう。そしてもう一度、そのスタッフが一生懸命頑張る姿をお客様に見てもらうことで、サロンのファンになってもらえるよう努めました。
――お客様と合わないスタッフを遠ざけるのではなく、あえて努力する姿を見てもらい、より良い関係を築いていったんですね。
チームで仕事をするためには一人ひとりが大事な戦力ですから。合わない人を遠ざけるのは簡単ですが、結局はお客様が離れてしまうきっかけになってしまいます。お客様にとっても居心地の良い場所になるには、どのスタッフが対応しても満足してもらえる必要がありました。もちろん技術面もブラッシュアップしました。「成果が思うように出ない」というお客様に対しては、「もう続けていただけないかな」と、今までなら諦めていたことも、もうひと踏ん張りして成果が出る最善の方法を一緒に考えました。成果が出たらお客様以上に喜んだり、ときに悲しんだりと、エステティシャンが本気になることでお客様からの信頼が増していったように思います。それが自然と結果につながったことが本当に嬉しいです。
お客様に感動していただける。エステティシャンの仕事っておもしろい!
――そもそも新宮さんがエステティシャンになったきっかけとは?
高校卒業後は、携帯ショップやアパレルなどでアルバイトをしながら将来について考えていました。そんなとき、ネイルの仕事を始めた友人から「やればやるほどうまくなるから楽しんだよね」と聞いたことで、美容の仕事に興味を持つようになりました。もともと接客業が好きだったので、お客様ときちんと向き合いながら、技術や知識を学んで手に職がつくエステティシャンという仕事に憧れて就職を決めました。よく「未経験からの入社なので苦労も多かったのでは?」なんて聞かれることもありますが、それが全くなくて!入社早々から、とにかく楽しくて仕方なかったんですよ。
――仕事が楽しかった理由は?
施術後のお客様が感動される姿を見るたびに、自分自身も感動できたことですね。施術が終わると確実に体やお顔に変化があるので、その成果を見てお客様の表情がパッと華やぐのが本当にうれしくって!それまでの仕事でそんな経験はなかったので、一瞬で仕事にハマりました。技術面でも当社は専門の技術を働きながら学べるので不安はなかったですね。現場では先輩方に教えていただきながら、技術を身に付けていきました。
スタッフ一人ひとりが主役になれるサロンを目指して。
――新宮さんは24歳で店長、26歳でマネージャーになるなど、順調にキャリアップされていますね。
24歳で店長はたしかに若いですよね。その当時、自分自身は店長になりたい気持ちはあったものの、まだキャリアも浅く、半ば諦めモードでした。でも、上司から「チャンスが巡ってきたなら挑戦するべき」と背中を押してくれたことで、キャリアアップできたことを感謝しています。ライオンの親は子どもに厳しい試練を与えるために、あえて崖から落とすという意味の“獅子の子落とし”ということわざがあるじゃないですか。当社はまさにそれで(笑)、どんどんチャレンジできる環境をつくって成長させてくれる会社なんです。
――今は店舗責任者として、店舗運営やスタッフ管理など、お仕事も多岐にわたりますね。
店舗売り上げ1位が獲れたことはスタッフの自信にもなりましたが、それ以上に一人ひとりが成長する機会になったことが一番大きかったです。今まではお客様にうまく成果が出せないことや店がスムーズに回らないことに対し、“できない理由”を探していたことも。それがこの1年で、できない理由を探すより、できる方法を思いつくまで探すという思考にみんなが切り替えたことで、より前向きに仕事に取り組めるようになったし、団結力もより増したと思います。
――スタッフ間のチームワークの良さを感じます。
今、下関店はスタッフが4人いて、私自身は産休明けで復帰したばかりで、もうひとりは3人の子育て中、また今は産休中で来年復帰予定のスタッフもいるなど、働くママが多い職場なんです。それもあってお互いが働きやすい環境になるよう、スケジュールも協力し合って調整しています。出産や子育てなどライフステージが変わっても、いつでも戻ってこれて活躍できる職場があるのは安心だし、魅力でもありますね。
――新宮さんにとって今後の目標とは?
私が店長になったときから思い続けている目標が、スタッフ一人ひとりが主役になれるサロンを作ること。お客様にご満足いただけるサロンであることはもちろんですが、そのためにはスタッフが自分の魅力を発揮でき、仕事が楽しいと思えるお店になることが、お客様サービスにも繋がると思います。お客様も、そしてスタッフもいつまでも輝ける場になれるよう頑張っていきたいです。